【カルト宗教】ブラック企業が使う洗脳に気を付けろ!社畜として搾取されてはいけません【マインドコントロール】

仕事の悩み

「ブラック企業は悪い印象しかないのに何故人はそこで働き続けるのか?」と疑問に思ったことはないでしょうか。

答えは簡単で「洗脳(マインドコントロール)」されているからです。

洗脳された人間はたとえ劣悪な環境であろうとも、なかなか抜け出せないように上手く人間の心理を利用されています。

自分の勤めている会社がブラック企業かもしれない方や、これから新社会人としてブラック企業に入社したくない方は、洗脳されてしまった人々のイメージや洗脳される方法を紹介していきますので、予防策として是非参考にしていただきたいと思います。

ブラック企業による洗脳の様子

まずはブラック企業の様子とはどのようなものなのかをネットで有名な動画を参考にして見ていきましょう。

上にあるこちらは新人研修の様子を撮影している動画です。

何もない山奥の研修施設に行き、外部との連絡手段を遮断されて、徹底的に軍隊のような指導を何日も受けています。

常に大きな声で返事、皆で合わせて体操、抱負や反省を熱弁、社訓を何度も復唱、試験を設けて競争、プライベートでの指導、ペナルティ制など、明らかに普通に働くこととは関係のないことばかりやっています。

この研修の目的は社会人の常識や会社の知識を学ぶのではなく、従属的な社員の育成です。

上にあるこちらは合同朝礼の様子を撮影した動画です。

ここではメガホンを使わずに大きな声を出す、1人ずつ自分がやる作業の報告、声の大きさで説教、皆で大声を出しながら復唱など、声の大きさにこだわりすぎかなという印象です。

こういう現場仕事は大きい音が鳴っていたり、危険な作業が多くて災害予防として意思疎通をきちんとこなす意味では大きな声を出すことは必要ではありますが、明らかにそれとは関係ないことが分かります。

どちらの動画もはっきり言って異常な光景だと言えます。これがブラック企業による洗脳の様子なのです。

この動画に出てくる企業は撮影当時にはこのような宗教じみたブラックな環境でしたが、今現在はかなり時間が経過しているため環境が変わっている可能性があります。あくまでも資料としての側面で留めておいてください。

ブラック企業が使う洗脳術(マインドコントロール)

ではブラック企業は一体どんな方法を用いて従業員を洗脳しているのでしょうか。

ブラック企業が使う洗脳術(マインドコントロール)は主に7つの方法を用いています。

  • 隔離する(外部との関わりを減らす・孤立化)
  • 依存させる
  • 疲労させて判断力を奪う
  • 恐怖心や不安を抱かせる
  • 恐怖と優しさを使い分ける
  • 社訓や理念を言葉として発声させる(唱和)
  • 同調圧力

次にこの7つの方法を順に解説していきます。

隔離する(外部との関わりを減らす・孤立化)

洗脳の方法として、まず1つ目は隔離することです。

ブラック企業は従業員を隔離して外部との関わりを減らして洗脳させていきます。

外部との関わりを減らすことで比較する対象や情報をなくし、会社の価値観だけが当たり前であることを従業員に刷り込ませて、疑問すら感じない社畜にします。

  • 研修施設の合宿のよる隔離
    よくあるのが、入社前の新人研修の時に山奥の研修施設で何日も合宿をするパターンです。朝から晩までみっちり講義や実習のスケジュールで埋め尽くされており、軍隊のように大声で返事をし、休む間もなくダッシュで次の会場へ行き、1秒でも時間が遅れたり、声が小さいと怒号が鳴り連帯責任を取らされます。外部との関わりを完全に遮断して常に会社の管理下にいる環境を作り出すことで「理不尽な事であろうと長時間ひたすら文句言わずに仕事のは当然である」という価値観を隔離して逃げ場がない状況の中で社員に植えつけていきます。入社直前の頃から既に洗脳は始まっているのです。社会人経験がない若者は、これが異常なことだと認識することが難しいので注意しなければなりません。
  • 長時間労働・休日出勤による隔離
    ブラック企業と言えば長時間労働・休日出勤が当たり前になっている事です。会社に居ればいるほど外部との関わりが減っていき、結果的に隔離状態となります。長い時間をブラックな環境に適応していけば、それが当たり前の価値観だと思うように洗脳されていきます。それだけでなく家族や友人と過ごす時間が減ることで、関係が悪化したり疎遠になっていき、孤立して余計に会社しか居場所がない社畜となります。
  • 転勤や出向による隔離
    ブラック企業は転勤や出向がやたらと多く、家族や友人といった身近人達から離して隔離するには適した環境です。先程の長時間労働・休日出勤による身近な人達と過ごす時間を奪う方法がありますが、まだ顔を合わせる回数が多い分マシで、転勤や出向になれば物理的に距離が離れて会うことすら困難な状況になります。そうなれば、完全に身近には会社関係の人間しかいないので、より一層孤立化が進み、会社的には洗脳しやすくなります。

依存させる

洗脳の方法、2つ目は依存させることです。

依存させた状態になると、たとえブラックな環境でさえも存在意義を見出してしまうようになります。

  • 身近な人間関係から孤立して依存
    ブラック企業に勤めている人は会社以外の人間関係がなく、孤立している人が多いです。先程述べたように長時間労働・休日出勤・転勤・出向が当たり前になると家族や友人との関係が悪化したり、疎遠になっていき孤立していきます。大切な人たちと一緒に過ごす時間を作ってあげられず、次第に衝突や希薄になることで、会社にしか自分の居場所や価値を見出せなくなり、依存してしまうことに繋がります。
  • 副業禁止にして依存
    ブラック企業は副業を禁止にしている所が多いです。副業をするのは収入を増やしたいから始めるわけで、収入が増えてしまえばブラック企業としては不都合なことになります。その理由は「沢山働かせたいから」です。毎日夜遅くまで残業させたり、休日も会社の為に沢山働かせて、これからも社畜として搾取していきたいのです。ブラック企業は毎日生活できるギリギリの給料だけ渡しているので、副業禁止にすればブラック企業からの収入だけを頼りにしないと生活できない状態になります。会社を辞めれば収入がなくなってしまうという不安感から逃げ場をなくして依存させます。

疲労させて思考力をなくす

洗脳の方法、3つ目は疲労させて思考力をなくすことです。

ブラック企業では仕事を常に100%全力で取り組まないといけません。もちろん休憩なんて事実上なかったり、数分程度しかないので、休む=悪とされているわけですから疲労が非常に溜まりやすい環境です。

また、ブラック企業の場合は残業が当たり前なので、さらに疲労していきます。疲労困憊の人間は集中力が切れ、自分で思考する力がなくなり、作業をこなすだけの従順な社畜となります。なのでブラック企業はあえて常に疲労状態にさせることで洗脳しやすくするのです。

  • 思考力を奪われた人間
    ブラック企業から思考力を奪われると自分の将来や健康に気を配ることがなくなり「生きる屍」「死んだ魚の目」「ロボット」のように、もはや会社の為だけに働くだけの存在と化します。長時間労働やハラスメント等の法令違反が起きようとも、それに対して何も疑問に思わなくなるほど体力や精神がギリギリの状態で、考えることすらできないのが現状です。ブラック企業から課せられた作業をこなすだけで毎日やりきった感で現状に満足してしまう、これを繰り返して抜け出せなくなっていきます。

恐怖や不安を抱かせる

洗脳の方法、4つ目は恐怖や不安を抱かせることです。

恐怖や不安を抱いた人間は、萎縮してしまい行動や思考の制限がかかります。ブラック企業では自分達に逆らえないようにして、従属させるためによく使われる手法です。

  • 必要以上に大声で怒鳴る
    人間は誰しもミスをします。ミスに対して注意や指導は必要なことですが、ブラック企業ではどんな些細なミスであろうと絶対に許さず、必要以上に怒鳴り散らします。そのため勤務中はいつ怒られるのではないかと恐怖や不安で思うようにコミュニケーションが取れなかったり、パフォーマンスを発揮できないので、さらなるミスや仕事の遅れに繋がり、バレたくない一心で嘘や隠ぺいをするようになります。また、「自分はダメな人間なんだ」と責任を感じるようにもなるので、自主的に残業や休日出勤をしなければいけないと思い込むようになります。ただ、ブラック企業は怒鳴れば改善されると本気で思っている節があるのが厄介な所で、本当に意味のない行為だと思います。
  • 辞めた人は悪者
    ブラック企業は会社を辞めていった人(定年退職ではない)を「裏切者」「使えない奴だった」と悪者として扱います。ブラック企業としては辞められたら困るから、辞める人を非難することで恐怖心を与えて逃げられない環境を作っています。基本的にブラック企業は「辞める原因が何かわからない」「組織改革をするのが面倒」という感じなので、辞めた人を悪者にする方が「自分達は悪くない」「面倒な事しなくて楽」となるのです。

恐怖と優しさを使い分ける

洗脳の方法、5つ目は恐怖と優しさを使い分けることです。

例えば徹底的に怒号や暴言による恐怖で気持ちをへし折った後に、慰めの言葉で優しい一面を見せることで信頼させたり、入社前は丁寧な言葉使いでニコニコした対応をしていたのに、入社後に突然荒々しい態度へと変わり恐怖を与えたりしてきます。

これは「恐怖」と「優しさ」の二重洗脳と言われ、その都度態度を変えることで恐怖心と安心感の両方の感情を思いのままにコントロールされてしまうわけです。

  • アメとムチで飼いならす
    例えば研修であれば大勢の前で大声を出しながら社訓やら目標等を言わされ、少しでも声が小さいと怒号が飛んできたり、ペナルティが課せられます。とにかく何でもいいから理不尽に怒る理由を見つけて恐怖を与えることが目的です。最後の過酷な研修の後には指導員から「よく頑張ったな。おめでとう!」と優しい言葉を投げかけて皆で涙を流しながら感動し、新入社員は「社会は理不尽な事もあって厳しいけれど頑張って行こう!」と思ってしまいます。ここまでが台本となっていますので、アメ(優しさ)とムチ(恐怖)で飼いならされることを新入社員はここで体感的に覚えてしまうのです。

社訓や理念を言葉として発声させる(唱和)

洗脳の方法、6つ目は社訓や理念を言葉として発声させることです。

ブラック企業の社訓や理念というものは基本的には「社長やお客は神様、その神様たちが喜ぶために従業員は一生懸命に血眼になって働いて社会貢献(自己犠牲)をしましょう!」とざっくり要約するとこんな感じの事を言っている訳です。

そして社訓や理念を毎日繰り返し言わされることで、知らないうちに言動もそれに沿ったものになって洗脳されていきます。

これは「認知的不協和」という、自分の思っていることと違いが生じると、その矛盾を解消するために一貫性を保とうとする心理作用が起こっているからです。

また、その場に参加している一体感を持つことで仲間意識を植え付ける意味でも社訓や理念を言葉として発声させています。

  • 過去にブラック企業大賞にノミネートされた会社の社訓・理念
    ・株式会社 大庄(居酒屋チェーン「日本海庄や」)
    企業理念我が社の事業は人類の健康と心の豊かさに奉仕いたします。我々は自らの隣人を愛し、社会を愛し、会社を愛し、あくなき人々の幸せを追及いたします。
    経営理念:愛の経営

    ・株式会社 ヤマダ電機
    経営理念
    「創造と挑戦」「感謝と信頼」で強い企業を目指し、社員総意で企業価値を高め、社会に貢献する。

    ・ワタミフード株式会社
    社訓7ヶ条
    一、笑顔で元気よく挨拶せよ
    一、約束を守れ、嘘はつくな
    一、全てに感謝せよ
    一、常に謙虚なれ
    一、恥ずかしいと思うことはするな
    一、努力を継続せよ、あきらめない努力は、信用を生み、信用は奇跡を生む
    一、他人の喜びや悲しみを共有せよ

    こうして見ると何だか所々に綺麗な言葉が随所にあって、どうしても胡散臭さを感じさせます。就活をしている方は入社前にHPで社訓や理念を確認しておくのも、このようにその会社の社風を知れる判断材料として有効的です。

同調圧力

洗脳の方法、7つ目は同調圧力です。

ブラック企業では「みんながこうなんだからお前もこうしろ!」という多数派に合わせるように仕向ける同調圧力の押し付けが日常的に行われています。そう言うことにすれば、理不尽な事であろうとも正当化できると思っているからです。

日本の教育や文化では昔から「出る抗は打たれる」という習慣で育ってきたので、なかなか周りと違うことができない日本人の心理を上手く利用した洗脳だと言えるでしょう。

  • みんな給料が低くても我慢している
    ブラック企業は給料が低いことが多く、サービス残業・休日出勤をさせてできるだけ給料を支払わないようにします。それを「みんな給料が低くても我慢している」という同調圧力によって正当化させます。実際に私も口約束ではあるのですが契約前に「給料はこれくらい出します」と言われたのですが、実際はそれよりも低い給料しか支払われず騙された経験があります。その時に「話が違う」と抗議したのですが、「みんな給料が低くても文句言わず我慢している」「仕事はお金じゃなくてやりがいでやるものだ」と言われ、怒りを通り越して呆れてしまい、そのまま自己都合退職という卑劣なやり方をさせられて辞めることになりました。
  • みんな仕事を続けていて退社できない
    ブラック企業は仕事が終わらなくて残業が多いのはもちろんですが、仕事が終わっても周りに合わせて残業しなければいけない同調圧力も関係しています。特にブラック企業では上下関係が厳しく、上司や先輩より先に退社するのは失礼に当たるという暗黙の了解があります。また、責任のある管理職ならば立場的に部下の仕事が終わるまでは退社できないこともあります。
  • みんな休まない・有給休暇を使わない
    ブラック企業では形式上は休日や有給休暇を与えていたりしますが、実際は使わせない・勝手に使ったことにしています。休日や有給休暇は労働者が権利として使えるもので、会社が勝手に使う使わないの判断をすることは法令違反です。また、ブラック企業の従業員たちは「今月は〇回も休日出勤しちゃったよ」「有給が〇日分も溜まってるよ」と社畜自慢で休まないことで称賛される風潮を作り出しているのも問題です。ブラック企業の「休む=悪」とイメージを植え付けられた従業員による同調圧力で休みづらい雰囲気ですが、休むことは仕事を続けていくうえで大切な事なので、周りとか気にせずに休むようにしましょう。

ブラック企業の本音

ブラック企業のビジネスは何もお客からお金を払ってもらうだけではなく、従業員をいかに安く使い倒すかということに焦点を当てています。

そのためには洗脳してどんな理不尽な事であろうともそれに従い、自分を犠牲にしてでも会社を優先させる社畜でなければ成り立ちません。

ただ、従業員が長時間労働やハラスメント、大切な人達との関係が悪化して体力精神がボロボロになって追い詰められたとしても、ブラック企業は「知った事ではない!自己責任だ!」と吐き捨て、また代わりの社会人経験の浅い人を捕まえて同じことをするのが、コスパが良いと考えているのです。

ブラック企業の利益追求の為に洗脳という人権侵害とも言える悪質な手口を使って、これから社会人として頑張っていこうとする若者を社畜として骨の髄まで利用したいのが本音なのです。

新興宗教と同じなブラック企業(カルト宗教化)

ブラック企業が従業員を洗脳していく方法は「新興宗教が信者を増やし、囲い込む手口」と同じです。

新興宗教は教祖を神様と崇め、定期的に集会を開くことで、休日の時間を外部の人間と関わらないように信者を囲んで、宗教グッズを買わせ、さらにノルマを課して新しく信者を獲得させます。一般の信者は職員として雇われている訳ではないので、無償で布教活動や自爆営業を行うのが信仰心が強いと評価されます。

また、お布施と称して高額な金銭を毎月支払うように要求され、支払えないと信仰心が低いとみなされ「地獄に落ちるぞ!」と脅しをかけて絞り取ってきます。

結果、信者は恐怖と信頼を失いたくないために家族のお金を使い込んだり、消費者金融に借金をしてまで献金するようになり、人生滅茶苦茶になった被害者が後を絶ちません。

そして売り上げのほとんどが教祖の懐に入り、裏で高級なもので囲まれた贅沢三昧の日々を送っているのが新興宗教の実態です。

これらの新興宗教が行う、洗脳の過程、都合の悪い事実は徹底して隠ぺい、独自の規則、搾取などはブラック企業が用いている手口と同じであることが覗えます。

ブラック企業から離れよう

ブラック企業の行いは、従業員や新社会人からすれば「ふざけるな!人の人生を何だと思っているんだ!」と思いたくなるのは当然な感情です。

ブラック企業の被害者にならない為にもこのような思想を知ることは、雇われる側の人にとって身を守る手段となり得ます。

ブラック企業がホワイト企業に代わるには労力と時間がかなりかかりますので、正直さっさと退職や転職した方が手っ取り早いです。

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55,000円~と高額ではありますが、安心安全に確実に退職手続きを進めたいなら法律のプロである弁護士に代行業務を依頼するのが無難です。

最後に

ブラック企業は散々「お客様のため、社会貢献のため」と言って洗脳させて、実際は安い給料でこき使い、ボロボロになるまで使い倒して、切り捨てる。これは一種の詐欺行為とも言えるのがブラック企業のビジネス戦略です。

ブラック企業が「人を使い捨て」という感覚であれば、従業員も責任とか感じずにバイト感覚で適当に働き、用がなくなったら自分の都合でブラック企業を切り捨てましょう。

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