日本では「ブラック企業」という過酷な環境で会社のために安い待遇で、ボロ雑巾用にこき使われている人が後を絶ちません。
多くの労働者は「なんでこの日本にはブラック企業しかないんだ…」と嘆く事でしょう。
「ホワイト企業」ももちろん存在しますが圧倒的に「ブラック企業」の方がまだまだ沢山存在するのが現実です。
となると、これから「ブラック企業」が潰れて「ホワイト企業」だけが残り、誰もが働きやすい社会になった方が労働者の皆さんには良い事なのではないかと思います。
本記事ではブラック企業が潰れればホワイト企業が残り、働きやすい社会ができるその理由を解説していきます。
「ブラック企業」が潰れないとどうなるの
働く人にとって最も危険な存在「ブラック企業」。
「ブラック企業」とは、社員やアルバイトなどを含めた労働者に対して安い賃金で「時間」や「やりがい」などを搾取して、質の高い製品を作ったり、サービスを提供することで会社が利益を得ていることです。
このような「ブラック企業」は搾取した分を労働者に還元せず、会社の経営者や役員に高額な給料とボーナス、経費という名目で高級車を買ったりしています。
そして、労働者には「仕事は苦しいけれど素晴らしいものである」「社会人は会社を辞めることは恥である」などと洗脳させることで、自分を犠牲に会社に尽くすことが正しいと刷り込ませます。
これだけでも「ブラック企業」が社会悪として潰れた方が良いということが分かって頂けたと思います。
他にも潰れた方が良い理由は、コンプライアンスに遵守している「ホワイト企業」より、労働者から搾取する「ブラック企業」の方が簡単に利益を上げやすいです。安くてそこそこ質の良い製品やサービスを出すと、消費者はそちらを買ってしまいます。これはもはや止めることができないので、労働者が辞めない限り、「ホワイト企業」が「ブラック企業」に淘汰されて労働市場はブラックだらけになることでしょう。
不当な扱いでも安い賃金で働きたい(労働の安売りを自らしている)人がいる限り「ホワイト企業」の成長と労働者の賃金上昇を抑制することになり、巡り巡って労働者の働きやすい環境を自分達で首を絞めていることに繋がります。
酷い言い方をすれば「ブラック企業」に勤めるという事はそれは加担していると同義なのです。
「ブラック企業」を辞める勇気を持とう
そうです。「ブラック企業」を潰す1番有効的な方法は『皆でブラック企業を一斉に辞める事』なのです。
日本は海外に比べて不当な扱いを受けていると感じても「デモ」や「ストライキ」を全く行わない国民性で、まさに経営者にとって都合の良い奴隷なのです。
「こんなに会社の為に頑張っているのに糞みたいな待遇でやってられるか!」と皆で一斉に辞めれば、経営者は嫌でも給料を高くするなど、待遇を改善せざるを得ない状況に追い込むことができます。
しかし、「ブラック企業」を潰す理屈を説明しても、大抵の日本人は辞めるという行動に勇気を持てないでダラダラ続けてしまっているのが現状です。
ですが、日本には「生活保護」という制度があるので、仕事を辞めた後で次が見つからなかったりしてお金がなくなっても、健康で文化的な最低限度の生活を保障するためのお金を受け取れる権利があります。
なので、「ブラック企業」に臆せず辞める勇気を持つことが大切なのです。
「ホワイト企業」だけが残り働きやすい社会へ
「仕事を辞めて生活保護なんて取ったら労働意欲がなくなってしまうのでは?」という懸念があるかと思いますが、それは間違いです。
生活保護で「お金の心配がない」ということは、「ブラック企業を安心して辞められる!」「生活保護の間、何かスキルを磨いて次はホワイト企業に勤めよう!」と前向きになるはずです。
基本的に人は働かない期間が長引けば暇すぎて何かスキルを身に付ける為に行動するし、社会的役割が欲しくなり再就職するようになります。
そのような「ブラック企業」に勤めていた人が安心して辞めていけばどんどん潰れていき、「ホワイト企業」の製品やサービスに人々はお金を支払うようになります。そうなれば儲かった「ホワイト企業」は求人や採用を増やしてさらに事業を拡大させて、労働者はそちらに流れていきます。業績も伸びて給料も上がっていき、労働者にとって良いこと尽くめ。
この好循環を作るためにも「ブラック企業」をどんどん潰した方が良いのです
最後に
「ブラック企業」が労働者を安い賃金で働かせ、安くてそこそこ質の良い製品やサービスを提供することで、日本経済が成長せず貧困化してしまった根幹とも言える存在です。
これから「ブラック企業」存続してしまえば、益々日本の貧困化は加速していくことでしょう。
そのためにも「ブラック企業」に勤めている人は辞めることを臆せず、セーフティとして「生活保護」もありますので、「ホワイト企業」で働くようにして「ブラック企業」を撲滅しましょう。
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