かつて高度経済成長期の日本では「企業戦士」「猛烈社員」という言葉が社会で流行するほど、日本人は会社で寝る間も惜しまずにがむしゃらに働く仕事第一に働き続けていた時代がありました。
その時代では沢山物を作り、沢山物を買ったりして日本は世界有数の経済大国となりましたが、現在ではその働きぶりが逆に時代に合わなくなり、昭和体質として古臭い価値観が受け付けらない世代が増えています。
実際に無茶苦茶な労働で体調が悪くなったり、非効率で非生産的な事が多く、給与も上がりにくいので仕事に対してのモチベーションを維持できず辞めたい・転職したいと思うのではないでしょうか。
今あなたの勤めている会社が昭和体質で悩んでいるならば、この記事を読んで参考にして頂けたら幸いです。
昭和体質の会社の特徴
昭和体質の会社の特徴をリストにしてみました。
今の時代まだまだこのような古臭い価値観を持った会社も多いと思います。
当てはまる項目が多い程、あなたの会社がどれくらい昭和体質なのかが分かるので、チェックしてみましょう。
- 勤続年数による年功序列や上司の気分で昇格・昇給するので、仕事の成果は関係ない(上司に従順で気に入られると評価される)
- 上司や先輩より早く帰ってはいけない
- 上司や先輩が絶対で意見が通らない
- 上司や先輩のご機嫌取りをしなければならない
- 上司は仕事をせず、部下には仕事を押し付けて都合の良い時だけで説教しに来て仕事をした気になっている
- 上司は部下を評価できるが、部下は上司を評価できる人事制度がない
- 女性は男性よりも下と捉え、雑用や給与が低いのが当たり前
- 上座や下座といった席の配列に強いこだわりがある
- 立場を利用したパワハラやセクハラなどのハラスメントが多い
- 上司に逆らう(正論で意見を言う)とキツイ部署に左遷させられ、自主退職まで追い込まれる
- 上司や先輩にはイエスマン、部下や後輩には何してもよいという考え方が蔓延している
- 明らかに期日までに終わらない量の仕事を振るが、気合や根性で解決できると思っている
- 一度教えたら素早く正確にできると思っている(一度でできないと怒られたり、嫌味を言われる)
- 遅刻は許されないが、残業は許される
- 定時退社=やる気がないとされる
- 残業&休日出勤=頑張り屋で努力家と評価される
- 休む=悪とされている
- 欠勤、転勤、退職、育休の時には折り菓子を配らなければならない
- 大したことない仕事でも一生懸命に頑張っているように見せると評価される
- 無駄な会議や朝礼、発表会などが多く、その為の資料作りに時間を費やす
- 会議などの報告に使う資料は全て紙で配布する
- 始業前の準備や朝礼は仕事に含まれず、かつ30分~1時間前には出社しないといけない
- 業務時間外に立場の低い社員が掃除をさせられる
- 社長や役員が何十年も変わらず、世代交代していない
- 接客業でもないのに体の姿勢が悪いと、仕事のやる気がなく怠けていると思われる
- 社員旅行や飲み会、部活など社内イベントが多い
- FAXやフロッピーなどの今や世界でも使われていない何世代も前のものを現役で使っている
- 出社してないと仕事している感がなく、テレワークの導入が遅れている
- 白以外のYシャツを着ていると注意される
- 夏でもネクタイの着用しないといけない
- 従業員の負担よりもお客の都合ばかり優先
どのくらい当てはまりましたか。
当てはまる項目が多ければ多い程その会社は確実に昭和体質が色濃い会社です。
そのような会社で勤め続けるのは、有意義のあるあなたの長い人生の中では辞めた方が賢明だと言えるでしょう。
次にその理由を説明します。
昭和体質の会社を辞めた方が良い理由
昭和体質の会社を辞めた方が良い理由は主に3つあります。
仕事の成果が評価されないので、給与が上がらない
昭和体質の会社は年功序列に遵守している為、どんなに仕事で成果を出したとしてもそれが評価されず、給与が上がらないです。
給与を上げるにはその会社で長く務め続ける事が前提で、20代ではこれくらい、30代ではこれくらいと年齢によってロールモデルが大体決まっています。
また、評価は上司の気分次第で決まってしまい、従順で気に入られていると給与が上がり、逆に意見したりすると反抗的だと思われて給与が全く上がらないという事もあります。
リノベーションが起こらず衰退していく
価値観が古いままの会社では上司や先輩の意見は絶対です。部下や後輩が意見を言ってみても「舐められた」「生意気な奴だ」と勘違いされて怒られたり、悪質な嫌がらせをされたりするので、従順なイエスマンしか残らない「裸の王様」状態となっています。
そうなってくると理不尽で間違っている事が正されなかったり、新しい時代の変化に疎い組織となり、リノベーションが起こらずに会社が衰退していくこととなります。
身近な例で言えば一昔前に世界でもトップクラスであった数々の大手電機メーカーも、今では軒並み外資に買収されたり、事業の売却によって会社が衰退していったのが分かりやすいかと思います。このような要因はやはり古臭い昭和体質をいつまでも変えられず、絶え間ない世界変化についていけなかったからだと言われています。
社長も役員も何十年も長い間、世代交代が起きずにいる会社は特に昭和体質が色濃いので、注意した方がよいでしょう。
心身共に疲弊してしまう
「給与が上がるまで、楽なポジションになるまで、一生懸命に頑張って勤め続けいればきっと良いことがある!」なんて希望を思っている人はいるかもしれませんが、正直あまり期待しない方がよいでしょう。
昭和の価値観ではやる気や根性されあればどんな理不尽な事でも解決できると思っている節があります。
先に述べたように仕事の成果は評価されず、しかも明らかに期日までに間に合わない案件でもこちらのせいにさせられて叱責されます。
正直そんな環境ではいつ体や心が限界を超えてしまってもおかしくない状態です。特に会社員で多い鬱病やPTSD(心的外傷後ストレス障害)、不眠症は一度なってしまうと、休息や薬により症状が緩和されますが、ある日突然再発して完治するのは中々難しいとされています。
会社は人材を兵隊としか見ていないので、しごけば強くなると本気で信じています。
結論:「退職」または「転職」することをオススメします
昭和体質の会社は合理的ではない理不尽な事ばかりでストレスまみれ。いつ心身ともに壊れてしまうか分からず、しかも治すのは大変です。そうなっていまえば手遅れでしょう。
結論としては「退職」または「転職」をして、環境を変える方法がオススメです。
転職にはこちらの「リクナビNEXT」「リクルートエージェント」「doda」「ビズリーチ」などの大手転職サービスに登録して、気になる求人情報を探してみましょう。
退職をしたくても言い出せない、言い出しづらいという方には代わりに退職の旨を伝え、退職に必要な連絡を代わりに行うサービス「退職代行」を利用してみましょう。
退職代行SARABAは退職代行業界NO.1の受託件数で2021年3月現在15,000人の退職代行をこなしています。
多くの退職代行会社は交渉ができませんが、SARABAは労働組合の為、未払い給料、残業代、有給消化の交渉が可能です。
万が一退職できなくても全額返金保証がついています。
金額も税込24,000円と利用しやすい金額で、24時間365日いつでも電話、ライン、メール相談可能です。(他社は深夜帯では電話が繋がらず、問い合わせしても返信が次の日にならないと返ってこない事が多い)
基本的に、5分以内に即返信なので、時間がかかることもありません。
断トツに1番人気の退職代行業者です。
弁護士の退職代行(弁護士法人みやび)は、弁護士が退職代行の手続きを代わりにしてくれるので、元来弁護士の資格を持たない業者が代行業務をした場合、無効となったり、懲戒解雇や損害賠償の対象になることがありません。
また、退職希望者の権利である「有給取得の交渉」「給与の未払いへの対応」「退職金の請求」「未払いの残業代の請求」などの請求が可能です。
全国どこでも24時間LINEやメールで無料相談に対応。引継ぎや私物引き取りまでやってくれます。
55,000円~と高額ではありますが、安心安全に確実に退職手続きを進めたいなら法律のプロである弁護士に代行業務を依頼するのが無難です。
コメント