退職や転職を考えているなかで1度でも聞いたことがあるフレーズが「最低3年は勤める」ではないでしょうか。
実際には「もうこの会社に3年もいたくない。さっさと退職や転職したい。」と本音では思ってはいるでしょう。
特に新卒入社の頃は最低3年は勤めるの意味がよく分からず、このまま続けるのがいいのがやっぱり正しいのかと迷ってしまいがち。
結論を言いますと「もう無理。限界。」と感じているなら早めに退職・転職した方が良いです。
本記事では最低3年勤める前に限界がきたら早めに退職・転職した方が良い理由を紹介していきます。
3年勤める前に限界が来てしまう原因
最低3年勤める前に退職や転職を考えるほど肉体的もしくは精神的にも限界が来てしまうのは何故でしょうか。
その原因となるのが以下の例です。
誰かしら会社勤めをしているなら思い当たる節がいくつかあるのではないでしょうか。
確かにこれらが日常的かつ複数あったとなれば誰しもが最低3年は勤めるのは難しくなってきます。
そして毎日負荷やストレスとなって体と精神が蝕まれていき気づいた時には不調を感じるようになり、早く辞めないとマズい所まで追いつめられて限界が来てしまうというわけです。
3年勤める前に限界がきてしまう人の特徴
先程不調を感じてマズい所まで追いつめられると限界が来てしまうありました。では3年勤める前に限界がきてしまう人の特徴とはどうようなものがあるのか見ていきましょう。
不眠・睡眠の変化
眠れない日が続いたり、夜中頻繁に目が覚めたりする場合は注意が必要です。
仕事が原因でストレスを感じ、睡眠不足になると緊張状態が続いてしまいます。睡眠が不足していると心身の疲れが解消されず、仕事や自身の健康状態に支障が出る恐れも考えられるでしょう。
集中力の低下・ミスの多発
集中力の低下により仕事のミスが続いていると、限界を感じているサインです。
ミスが多発すると上司や先輩からの注意も増え、追い詰められたように感じてしまう人もいます。頭が回らない状態でミスが続くと、自己評価が低くなってしまうので注意しましょう。
食欲減退・吐き気
仕事に限界を感じて強いストレスを受けると、食欲減退や吐き気につながります。
食べ物を受けつけなくなると、栄養を体内に取り込めなくなるので心身状態が悪化してしまう可能性もあります。体重が減っていたり好物でも食欲を感じなかったりしている人は注意が必要です。
頭痛がする
仕事に対する不安やプレッシャーで仕事への限界が到達すれば、緊張型頭痛の症状が現れます。
緊張型頭痛は仕事の疲れが溜まりやすい時間に発生しやすいようです。不安やストレス、緊張を感じると、頭痛を引き起こしてしまいます。
笑顔がない
笑う機会が減少しているのも仕事に限界を感じている症状の1つです。
以前は楽しめていたドラマやバラエティ、趣味活動などに集中できなくなると、心に限界がきているサインといえます。
興味・関心が薄れたり、憂鬱な気分が続いたりすることが長期化している場合は、自分で心身状態の良し悪しを判断しないようにしましょう。
突然涙が出てくる
わけも分からず涙が出ると、仕事に対する限界が来ているサインです。
はじめのうちは少し悲しくなっただけで涙が出ますが、そのうち感情に関係のないところで泣いてしまうことがあります。悲しいわけでもないのに涙が出る場合は、心身によるSOSと捉えましょう。
すぐイライラする
他人の何気ない言動や身近な生活音など、仕事に限らず些細なことにもイライラしやすくなっている場合も注意が必要です。
仕事に限界を感じ、十分な睡眠や休暇、リフレッシュが取れていないと疲れが蓄積し、心にゆとりが持てなくなっていきます。
イライラしている状態は周囲にも伝わってしまうので、自分だけでなく職場の環境を悪くしてしまう場合があります。
身体がだるい
運動や労働の量が多いわけでもないのに身体が重かったり、睡眠時間を確保しても疲れが取れなかったりすると、限界が近いサインの可能性があります。
このような状態が悪化すると、仕事以外の連絡や趣味活動すら億劫になることも考えられるでしょう。繁忙期に疲れてしまうのはよくあることですが、疲労状態が毎日続く場合は注意が必要です。
体重の大きな変化
ストレスが限界に達すると、体重が急激に増減することがあります。
甘いものの摂取量が増えたり、食べる量は変化していないのに体重が増えていたりする場合は、仕事のストレスが関係していることが考えられます。
過度なストレスを自覚している際は、自身の身体状況にも目を向けるようにしましょう。
無気力な状態になる
「モヤモヤが晴れない」「何をしても楽しいと感じられない」といった症状が2週間以上続いている場合は、限界が来ているサインです。
憂鬱な気分が長期化すると健康状態にも影響してしまうので注意しましょう。
プライベートや趣味を楽しめなくなる
プライベート時間や趣味を楽しむはずの時間に、仕事のことを考えるようになっていれば限界を示すサインの一つと捉えてください。
終業後や休日にまったく仕事のことを考えないということはないでしょう。当然、仕事のことを考えて、支障の出ない範囲で楽しむようにしているはずです。
仕事のことを考える時間が多くなったり、精神的に影響を与えたりしていると心や脳は勤務中と変わらない状態といえます。
これが睡眠中の夢などにも仕事のことが出てきている場合も限界のサインと捉えると良いでしょう。
最低3年は勤められない場合は退職・転職した方が良い理由
体や精神に不調を感じて限界に達してしまったなら、最低3年は勤めずに退職・転職した方が良い理由があります。
その理由は以下の通りになります。
ではそれぞれ解説していきます。
それ以上続けると体調が悪化する
既に心身ともに体調が悪いと感じてもう限界が来ているなら、これ以上その職場にいると余計に体調が悪くなります。
よく報告例があるのが「仕事をするのが怖くなって働けなくなる」で、もっと酷いと「日常生活すらままならず、ベッドから起き上がれない」というケースがあります。
しかもこれらは時間が経ったり通院すれば良くなっていく人もいれば、何年も苦しんでいる人もいて、直ぐに治るものではないのです。
そうなると人によっては手遅れになりかねないので、さっさと退職なり転職なりして環境を変える方が1番だと思います。
劣悪な環境が変わるとは限らない
最低3年は勤めるにしても劣悪な環境が変わらない状況ならば、その前に限界が来てしまいます。
会社や上司に相談しても「皆嫌なことを我慢している」「もう何年かしたら異動になるからそれまで我慢して」「君の根性が足りない」「今は無理だからその話は後日しよう」など言いくるめたり、話を曖昧にして終わらせたりで何も改善する意思がないのであれば、3年も勤める必要はないと思います。
そのような会社は劣悪な環境であっても社員のことよりも職場を回すことを優先的に考え、奴隷や駒としか見ていないので体調が悪くなろうが「自己責任」で知ったこっちゃなく「変わりはいくらでもいる」という思想を持っています。
さっさと見切りをつけて退職や転職して環境を変えましょう。
経験やスキルを積める部署とは限らない
劣悪な環境だけど3年勤めれば何か経験やスキルが身に付くかもしれないからそれまで我慢しなきゃと思うかもしれません。
ただ場合によっては誰でもできる業務や雑用を押しつけるだけの部署であるので、何年やろうが経験やスキルのない人になってしまいます。そして何年か後に体調不良で退職せざるを得なくなったり、会社が倒産したりした時に経験やスキルがないので転職活動で苦労します。
そうなる前に見切りをつけてさっさと退職や転職して環境を変えるべきなのです。
また、プロジェクトに参加させたり、資格の講習や受験をさせるような所であれば経験やスキルの教育に力を入れている会社であれば多少の我慢はする必要があるかもしれませんが、体調が悪くて本当に限界が来ているなら無理は禁物です。
最後に
会社を辞めると考えていても「最低3年間勤める」とは言われることがありますが。劣悪な職場環境でこれ以上改善する意思が見られず、体調も悪くなる一方で限界が来ているなら早めに退職・転職をするべきです。
会社はあなたの事を大切に思ってくれているなら、そもそもこんなことになっていません。
そのような会社の環境で自分を守れるのは自分だけです。
辞める時に上司に「ほかの会社では通用しない」「職場に迷惑かけて無責任だ」とかありがちなフレーズを言ってきますが、そんなの気にせずに辞めちゃいましょう。
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