皆さん「結果をコミットする!」なんて言葉を一度は聞いたことはないでしょうか。
初めて聞いた人にとってみれば「コミット?何言ってんの?」と意識高い系に見えて訳が分からないと思うことでしょう。
このような横文字のビジネス用語(英語)は、今やビジネスで使うことが一般化しており、会話や書面などのさまざまな場面で飛び交っています。
私たち日本人にとっては英語ではなく、日本語で話して欲しいと思いますが、逆に日本語だと意味が長くて伝わりにくいので英語にしなければいけないのです。
そんな横文字ビジネス用語は実際に使うものでも無数に存在し、慣れていない人は覚えるまでにとても大変です。
本記事ではよく使う横文字ビジネス用語をアイウエオ順の一覧にし、その意味と例文を一緒に紹介します。
特に新社会人の皆さんには是非参考にして下さいね。
ア行の横文字ビジネス用語
アウトソーシング
●意味:社外から生産に必要な部品・製品を調達したり、業務の一部を一括して他企業に請け負わせる経営手法。社外調達。外部委託。
●例文:セキュリティ製品の導入と運用をアウトソーシングする。
アグリー
●意味:「同意する」「賛成する」という意味。また、意見や考えが一致することを示す場合もある。さらに、物事が適合する、調和するという意味も持つ。
●例文:得意先が提示したプランは計画性が全く見えてこないためアグリーできなかった。
ASAP(アサップ)
●意味:「As Soon As Possible」の略。「できるだけ早く」「なるべく早く(なるはや)」という意味。仕事を依頼する際や対応を求める際などに使われる。
●例文:ASAP(アサップ)でミーティング資料を作成しておいてね。
アサイン
●意味:「割り当てる」「任命する」という意味で、ビジネスでは仕事や役職を任す・任されるで使われる。
●例文:新規プロジェクトには、ベテランと一緒に新人の彼をアサインした。
アジェンダ
●意味:「計画」「予定表」という意味で、ビジネスでは「会議の議題」「議事日程」として使われることもある。
●例文:明日の会議のアジェンダを用意した。
アジャイル
●意味:「素早い」「機敏な」「敏捷性」という意味。ソフトウェア開発の分野では「アジャイル開発」という用語でよく使われ、柔軟性や迅速な対応が求められる開発手法を指
●例文:アジャイル開発を早く取り入れたおかげで、サービスリリースが大幅に短縮した。
アセット
●意味:「資産」や「財産」という意味。株式、債券、短期金融商品など。
●例文:会社が持つアセットを一度整理して洗い出しておく。
アテンド
●意味:「接待する」「世話する」「付き添う」という意味。来客時に誰かを案内する際に使われる。
●例文:部長から取引先をアテンドするように頼まれた。
アポ(アポイントメント)
●意味:アポイントメントの略。「約束」「予約」という意味。
●例文:取引先の商談のアポを取る。
アライアンス
●意味:企業同士の提携という意味。複数の企業同士が互いの利益を増やすために協力体制を構築すること。
●例文:不況の続く日本では積極的に海外企業とのアライアンスに乗り出している。
イシュー
●意味:「課題」「問題」「議題」という意味。
●例文:会議ではイシューを見失わないよう注意して話を進めていくのが重要である。
イニシアチブ
●意味:「主導権」「積極性」という意味。
●例文:この合同プロジェクトは我が社がイニシアチブを取って進めていく。
インサイト
●意味:「洞察力」「物事の本質を見抜く力」という意味。ビジネスでは「消費者の購買意欲の根拠・動機」として使われる。
●例文:ユーザーのインサイトは流行で皆持っているからである。
インセンティブ
●意味:基本的な給与以外に支払われる「成果報酬」や「報奨金」という意味。ボーナスとは違う。
●例文:毎月の営業成績に応じてインセンティブを支給する。
インバウンド
●意味:「内向きに入る」という意味。ビジネスでは「企業や顧客から問い合わせを受けることやその対応」として使われる。
●例文:インバウンドマーケティングを実践することは、ビジネスを成功させるために必要なことである。
エスカレ(エスカレーション)
●意味:エスカレーションの略。業務上の下位者が対応しきれない事態が発生した際、上位者に報告して事態の対応を引き継いだり、指示を仰いだりすること。
●例文:新人がクレーマー対応に不慣れなため、上司が代わって対応した。
エビデンス
●意味:確かな「根拠」「証拠」「裏付け」という意味。
●例文:今日の会議のエビデンスを残してください。
M&A(エムアンドエー)
●意味:「Mergers(合併)and Acquisitions(買収)」の略。企業の合併買収という意味。2つ以上の企業が1つの企業やグループになったり(合併)、ある企業が他の企業を買うこと(買収)。
●例文:昨今の不況でM&Aは経営戦略として必要となってくる。
OEM(オーイーエム)
●意味:『Original Equipment Manufacturer』の略。自社ブランドの製品として他社に製造してもらうこと。
●例文:当社の製品は全て他社メーカーのOEMとして製造されたものである。
OJT(オージェーティー)
●意味:『On the Job Training』の略。上司や先輩と共に現場の業務に携わりながら新人を育成する研修方法のこと。
●例文:入社直後はOJTをしながら仕事を覚えていくのが当社の規則となっている。
オリエン(オリエンテーション)
●意味:オリエンテーションの略。基本的なルールや仕組みを説明し、会社の方針を知ってもらうこと。または商品説明や図面の方位。
●例文:新入社員は始めにオリエンを行うのが通例である。
オルタナティブ
●意味:「代替案」「他の選択肢」という意味。
●例文:もしものために常にオルタナティブなアイデアを用意しておくことが大切である。
オポチュニティ
●意味:「機会」「好機」「チャンス」という意味。営業での提案機会として使われる場合もある。
●例文:粘り強く電話をした結果、なんとか先方に直接会談するオポチュニティを得ることができた。
オンスケ(オンスケジュール)
●意味:オンスケジュールの略。「予定通り」「順調」「問題なし」に進行していること。
●例文:このままのプランでいけば、オンスケのまま終了できそうだ。
オーソライズ
●意味:「許可する」「認可する」「権限を与える」という意味。
●例文:アニメグッズの新商品を販売するには公式からのオーソライズが必要である。
カ行の横文字ビジネス用語
キャズム
●意味:新製品やサービスが一部の顧客に浸透してから、さらに広く普及するまでの間に存在する大きな溝(隔たり)のこと。
●例文:あの製品はキャズムを超えられなかったので、次の新製品は今回の反省も踏まえてたうえで開発をしてみよう。
キャパ(キャパシティ)
●意味:キャパシティの略。「収容能力」「容量」「物事を受け入れる能力」という意味。ビジネスでは個人の仕事能力の度合いで使われることが多い。
●例文:この業務はキャパを超えており、1人で期日までに終わらすのは難しい。
キュレーション
●意味:情報を集めて整理すること。
●例文:このサイトはキュレーションをされて作られている。
クラウドソーシング
●意味:インターネット上で不特定多数(crowd)の人材に対して業務委託(sourcing)すること。
●例文:サイトのレビュー記事をクラウドソーシングして書いてもらう。
クライアント
●意味:「得意先」「取引先」「先方」「顧客」のこと。仕事の依頼を受けた相手方の企業や個人に対して使われる。
●例文:クライアントから依頼内容を変更したいと電話があった。
クリエイティブ
●意味:「創造的」「独創的」という意味。または「製作物」のこと。
●例文:新商品はクリエイティブなデザインで他社メーカーとの競争に勝つつもりだ。
クロージング
●意味:顧客に購入や契約を締結(成立)してもらうこと。
●例文:先輩社員にクロージングのコツを伝授してもらった。
グローバルスタンダード
●意味:特定の国や地域、企業などで適用されている基準ではなく、世界共通で適用される基準や規格のこと。
●例文:グローバルスタンダードな製品を提供できないと、国際市場では全く通用しない
KGI(ケージーアイ)
●意味:「Key Goal Indicator(重要目標達成指標)」の略。企業が事業やビジネス戦略を行う際に実現すべき目標を示す指標のこと。
●例文:”月の売上を〇百万円”というKGIは今月は実現できそうにない。
KPI(ケーピーアイ)
●意味:「Key Performance Indicator(重要業績評価指標)」の略。企業が事業やビジネス戦略を行う際の目標が具体的にどのくらいの達成度合いかを示す指標のこと。
●例文:今月は“購入単価の5%アップ”のKPIは達成できた。
コアコンピタンス
●意味:「競合他社を圧倒する能力」「競合他社が真似のできない核となる能力」のこと。
●例文:今の時代、過酷な競争に生き残るにはコアコンピタンスのレベルを上げることである。
コミット(コミットメント)
●意味:コミットメントの略。「責任を伴う約束をする」「責任を持って取り組む」のこと。
●例文:仕事は常にコミットすることが大切だ。
コモディティ
●意味:一般化したことにより差別化が困難になった製品やサービスのこと。
●例文:コモディティ化した製品は、市場価値が下がる傾向がある。
コストリダクション
●意味:「経費削減」という意味。
●例文:コロナで需要が落ち込んだのでコストリダクションするしかない。
コンセンサス
●意味:「意見の一致」「同意」「賛同」という意味。または「根回し」のこと。
●例文:プロジェクトの方向性については、関係者からのコンセンサスを得ないといけない。
コンティンジェンシープラン
●意味:「緊急時対応計画」「危機管理計画」という意味。不測の事態が発生した時を想定し、被害や損失を最小限に抑えて復旧するための対応策や行動手順のこと。
●例文:世界経済が低迷した時のコンティンジェンシープランを考えておく必要がある。
コンバージョン
●意味:Webマーケティングの分野で「最終的な成果」という意味。
●例文:サイトの閲覧数が多くても、コンバージョンがなければ意味がない。
コンプライアンス
●意味:「法令遵守」という意味。または就業規則や社内規定、企業倫理などを守ること。
●例文:この会社はコンプライアンス違反を平気でしているブラック企業だ。
コンペティター
●意味:「競合他社」「同業他社」という意味。
●例文:コンペティターの強みをリサーチすることで、市場で自社製品が生き残っていくのに役立つはずだ。
サ行の横文字ビジネス用語
サマ(サマリー)
●意味:「概要」「要約」の意味。
●例文:内容をすぐに把握したいので、報告書にはサマリーを付けておいて下さい。
シェア
●意味:「共有」「分配」という意味。または製品やサービスの「市場占有率」のこと。
●例文:チームとアイデアをシェアした。
シナジー
●意味:「相乗効果」のこと。
●例文:A社との合併はこの業界の競争力を上げていく必要なシナジーである。
ジャストアイディア
●意味:「思い付き」という意味。
●例文:ジャストアイディアで提案したことが、思いのほかプロジェクトの関係者には好評だった。
シュリンク
●意味:「市場などが縮小する」「データを圧縮する」という意味。
●例文:若い世代が消費者の業界はこれからシュリンクしていくと予想される。
ジョイン
●意味:チームや会社に「参加する」「加わる」という意味。
●例文:新たにチームにジョインした者です。
ショート
●意味:「不足する」「達しない」という意味。
●例文:資金がショートしてしまい事業の継続が難しくなった。
スキーム
●意味:「事業における計画」「計画における枠組み」という意味。
●例文:新サービスの開始に伴って、スキームの変更をしなければならない。
スクリーニング
●意味:「選考」「審査」「ふるい分け」という意味。
●例文:顧客名簿をスクリーニングして、使わなくなった古いデータを削除する。
スケール
●意味:大きさの程度や規模のこと。
●例文:実店舗だけでなく、ネットを活用して売り場のスケール拡大をしなければ売上が大きくならない。
スコープ
●意味:能力や理解、応用などの「範囲」「領域」「範疇」という意味。
●例文:プロジェクトのスコープ外であったため、使用に適さなかった。
ステークホルダー
●意味:「出資者」「利害関係者」という意味。取引先、顧客、株主、債権者などの利害関係にある個人や組織のこと。
●例文:ステークホルダーの要望に応えた新サービスを開始しました。
セグメント
●意味:性別や年齢などの要素で分けられる消費者の区分のこと。
●例文:顧客をセグメント化することで、それぞれに合わせた最適なアプローチが可能になった。
タ行の横文字ビジネス用語
タイト
●意味:スケジュールや予算が厳しい状況であること。
●例文:ここ数日はタイトな日程が続くので、毎日休む暇がないのは辛い。
ダイバーシティ
●意味:「多様性」という意味。年齢や性別・人種・民族・文化・価値観・ライフスタイルなどの違いを差別せず、多様な人材を受け入れて積極的に採用する取り組みのこと。
●例文:当社はダイバーシティを意識した採用を積極的に行っており、海外から来た従業員も多い職場となっている。
ターゲティング
●意味:「ターゲットを絞り込む」という意味。企業の目的を達成するために適切な市場や顧客を選ぶこと。
●例文:きちんとターゲティングをしてから、製品を開発していくことが大切だ。
タスク
●意味:「課せられた仕事」「仕事を割り振る」という意味。
●例文:タスクに優先順位をつけないと、スムーズに仕事が進められず、ミスも多発してしまう。
ディシジョン
●意味:「決断」「決定」という意味。経営方針や経営戦略など比較的重要な局面を決めるのに使われる。
●例文:企業合併によるブランド力強化というデシジョンは間違いではなかった。
デッドライン
●意味:「納期」「締め切り」「最終期限」という意味。
●例文:今週末がデッドラインなので、残業をしてでも終わらせないといけない。
デファクトスタンダード
●意味:市場での競争で結果的に標準化された基準のこと。
●例文:ヨーロッパなどEV車がデファクトスタンダードの国が増えており、ガソリン車の市場は益々落ち込むだろう。
デフォ(デフォルト)
●意味:デフォルトの略。「基本的」「定番」「標準的」「いつもの」という意味。
●例文:当社の慰安旅行は毎年ハワイがデフォである。
テレコ
●意味:「入れ違い」「食い違い」「あべこべ」という意味。ビジネスでは間違いをした時に使われる。
●例文:A社に納品するはずの品物をテレコでB社に納品してしまった。
トップダウン
●意味:組織の上層部が意思決定をし、下部組織に指示に従い実行する管理方式のこと。
●例文:トップダウン型の企業は、従業員が自分で考えて行動したり、意見が反映されない難点がある。
ドラスティック
●意味:「やり方が思い切ったもの」「徹底的で過激な様子」という意味。
●例文:時にはドラスティックなことをしなければ、業界全体に革新を起こすことができないだろう。
ナ行の横文字ビジネス用語
ナレッジ
●意味:企業にとって有益な知識や経験、ノウハウ、スキルなどの付加価値のある情報のこと。
●例文:働き方改革が求められる時代に突入し、ナレッジを活用して今までよりも生産性を向上させないといけない。
ニーズ
●意味:「必要」「要求」「需要」という意味。
●例文:顧客のニーズに合わせた製品を提供する。
ニッチ
●意味:「隙間」という意味。ビジネスでは「競争の少ない狭い市場」として使われる。
●例文:ニッチな専門店であれば、一定のニーズが見込めるだろう。
ノウハウ
●意味:専門的な技術や経験、知識のこと。
●例文:営業成績が毎月トップクラスの先輩のノウハウを教えてもらった。
ノーティス
●意味:「通知」「通報」という意味。
●例文:来月に施工業者の工事が入るので、ノーティスをしておくので社員は各自で確認して下さい。
NR(ノーリターン)
●意味:「No Return(ノーリターン)」の略。「直帰」という意味。出先から会社に戻らず、そのまま直接帰宅すること。
●例文:今日は商談が終わった後NRなので、会社には戻らないそうです。
ノマド
●意味:ビジネスでは、場所や時間に限定されずに仕事をするスタイルのこと。
●例文:ノマドができるWeb関連企業に勤めているので、気分転換に場所を転々と変えられるのが良い。
ノルマ
●意味:個人やグループに課せられる「仕事の標準作業量(目標となる量)」という意味。
●例文:今月のノルマは1人当たり会員100人登録させることです。
ハ行の横文字ビジネス用語
ハウスリスト
●意味:企業が営業活動で集めた見込み顧客や既存顧客の情報が記載された顧客リストのこと。
●例文:ハウスリストを活用して来月発売の新製品の営業をかけに行く。
バジェット
●意味:「予算(予算案)」「経費」という意味。
●例文:十分にバジェットを組んだので、プロジェクトは無事に成功させることができた。
バズ・マーケティング
●意味:自社の製品やサービスに関するものを口コミで人為的に流行らせるマーケティング手法のこと。近年ではTwitterやInstagram、TikTokのSNS(ソーシャルメディア)などでバズ・マーケティングが使われている。
●例文:利用者の多いTwitterはバズ・マーケティングをする場としては最適だ。
バッファ
●意味:ビジネスでは「余裕」「予備」「緩衝」という意味。
●例文:スケジュールにバッファを持たせておくことで、予定外の事が起きても対処できる。
ハレーション
●意味:「周囲へ悪い影響を与える」という意味。
●例文:取引先にハレーションしないように慎重に立ち回って欲しい。
PDCAサイクル(ピーディーシーエーサイクル)
●意味:「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」の4つの頭文字の略。PDCAの4段階を順に繰り返すことで業務を継続的に改善する取り組みのこと。
●例文:新人研修ではPDCAサイクルが業務の行うための基本だということを教えられた。
BtoC(ビートゥーシー)
●意味:「Business to Consumer(ビジネストゥカスタマー)」の略。企業が製品やサービスを一般消費者を対象に取引を行うビジネスのこと。
●例文:BtoC向けの販売モデルの事業を立ち上げて、新規顧客獲得を目指す。
BtoB(ビートゥービー)
●意味:「Business to Business(ビジネストゥビジネス)」の略。企業が製品やサービスを他の企業を対象に取引を行うビジネスのこと(企業間取引)。
●例文:現在企画段階にある製品は、BtoB向けの販売を視野に考えられているものだ。
ビジネスモデル
●意味:製品・サービスを売って利益を生み出す仕組みのこと。
●例文:顧客の視点でビジネスモデルを構築することが成果を上げる為には重要である。
ファクトベース
●意味:「事実に基づく」という意味。
●例文:提案に説得力を感じないのは、ファクトベースがないからである。
フィードバック
●意味:「意見」「反響」「指摘」「アドバイス」「評価」という意味。結果や評価を分析して、反省や改善していくこと。または製品やサービスに対して顧客が評価を行うこと。
●例文:今回の企画案について係長からフィードバックをしてもらった。
フィジビリ(フィジビリティスタディ)
●意味:フィジビリティスタディの略。あるプロジェクトの実現可能性について調査・検討すること。
●例文:フィジビリの結果、提案したプロジェクトの許可が正式に受理された。
フィックス
●意味:「固定する」「最終決定する」という意味。
●例文:新規プロジェクトの方針に部長がフィックスをした。
フェーズ
●意味:「段階」「局面」という意味。進行中の仕事や作業の区切った段階の際に使われる。
●例文:流行によって新規参入企業の多い業界となり、新たなフェーズに突入した。
プライオリティ
●意味:「優先度」「優先順位」という意味。
●例文:今月は業務が立て込んでとても忙しく、プライオリティの低いものは後回しにするしかない。
ブラッシュアップ
●意味:「さらに磨きをかける」「完成度を上げる」「質を高める」という意味。
●例文:このアイデアは奇抜で面白いけれど、もう少しブラッシュアップした方が良くなるはずだ。
プッシュ
●意味:「働きかける」「圧力をかける」「強いる」「推し進める」「後押しする」という意味。
●例文:競合他社の優秀な社員を当社に引き抜くために、入社するよう猛プッシュをかける。
ブランディング
●意味:顧客の信頼性や好感を得ることで商品価値を高める(ブランドの価値を高めていく)取り組みのこと。
●例文:業界で常にトップであり続ける企業になるにはブランディングを高めていくしか道はない。
ブルーオーシャン
●意味:競争のない未開拓市場のこと。レッドオーシャンの対義語。
●例文:ブルーオーシャンを見つけることで、購入者の奪い合いが起きずビジネスがしやすい。
フルコミット
●意味:「全面的に責任を持つ」「全力で取り組む」という意味。
●例文:プロジェクトチームのリーダーとして、フルコミットで邁進していきます。
プレゼン
●意味:「プレゼンテーション」の略。聴衆に情報を提示し、理解や賛同を得るための手段のこと。
●例文:次回の会議では来年度に販売を予定している製品の企画案をプレゼンをしなければならない。
ブレスト
●意味:「ブレインストーミング」の略。複数の参加者同士であるテーマについて他を批判せずに自由に意見を出し合い解決策を見つける会議手法のこと。
●例文:当社の会議は基本的にはブレストで行っているので、若手も意見やアイデアを言いやすい社内風土になっている。
ペイ
●意味:「支払い」「報酬」「賃金」または「採算がとれること」「元がとれること」「割りに合う」という意味。
●例文:社長の指示で多額の予算を組んだこのプロジェクトは、本当にペイできるのか疑問に思えてきた。
ベストプラクティス
●意味:「成功事例」または「最も効率の良い方法」という意味。
●例文:有名企業のA社が業界トップになることができた例の製品のベストプラクティスを参考にしてみよう。
ベネフィット
●意味:「利益」「恩恵」「福利厚生」または「顧客の満足度」という意味。
●例文:顧客のベネフィットを知ることは、ブランディングをしていくうえで重要なことだ。
ペルソナ
●意味:自社の製品やサービスの提供を想定する、典型的なユーザー像のこと。
●例文:データ収集してペルソナを設定することで、マーケティングの方向性を明確にすることができる。
ペンディング
●意味:「保留」「先送り」という意味。
●例文:今日はこれから取引先との商談があるので、明日までペンディングでお願いします。
ボール
●意味:「仕事の担当者」「責任の所在」という意味。
●例文:この案件は誰がボールを持っているのか分かりますか。
ポジショニング
●意味:自社の製品やサービスを競合と差別化をするために市場の中で明確に位置付けること。
●例文:“飲めば1日に必要な栄養素を全て摂取できる健康飲料”というポジショニングで広く認知されたベストセラー商品だ。
ボトルネック
●意味:全体の作業工程の中で、効率や進行具合に悪影響を与えている要素・箇所のこと。
●例文:いくら優秀な社員を揃えたとしても仕事には必ずボトルネックが存在する。
マ行の横文字ビジネス用語
マイノリティ
●意味:「少数派」という意味。マジョリティの対義語。
●例文:マイノリティの意見も参考にしてみるべきだ。
マジョリティ
●意味:「多数派」という意味。。マイノリティの対義語。
●例文:商品開発はマジョリティに受け入れられるものでなければ利益を生み出せない。
マイルストーン
●意味:プロジェクトなどの中間目標や節目となる地点のこと。
●例文:プロジェクトを円滑に進めるためにマイルストーンを設定しておく。
マージン
●意味:「余白」「余裕」または「粗利益(売上から原価を引いた後に残る利益)」「手数料」という意味。
●例文:原価が高くなったので、今まで通りのマージンを得ることが難しくなった。
マスト
●意味:「必須」という意味。
●例文:接待の会場となるあのお店は3日前に予約を取ることがマストだ。
マター
●意味:「担当」「責任」「案件」という意味。
●例文:この件に関しては部下の佐藤マターとなっています。
マネタイズ
●意味:「収益化」いう意味。事業で収益を得る仕組みを作ること。
●例文:質の高いコンテンツを作っても、広告で宣伝しなければマネタイズが上手く機能しないのは当然だ。
マーチャント
●意味:「商人」という意味。商品販売やサービス提供を行う個人や企業のこと。
●例文:中小のマーチャントが大手企業と競争するには、独自に特化した売り方で差別化していくしかないだろう。
メイクセンス
●意味:「理解する」「意味をなす」「納得のいく」「道理にかなう」「当然である」という意味。
●例文:このような説明では到底顧客にメイクセンスしてもらえない。
メソッド
●意味:「方法」「手法」という意味。
●例文:この個人事業主は販売に関して独自のメソッドがあるようだ。
メンター
●意味:「指導者」「師匠」または「良き相談相手」「助言者」という意味。
●例文:先輩がメンターとなって親身に相談してくれたおかげで、仕事の不安解消やモチベーション維持ができた。
ヤ行の横文字ビジネス用語
ユーザー
●意味:「利用者」「使用者」「消費者」という意味。
●例文:ユーザー数の減少は何としてでも阻止しなければならない。
ユーザビリティ
●意味:「使いやすさ」という意味。
●例文:Webサイトの制作にはユーザビリティを常に意識して作らないといけない。
ラ行の横文字ビジネス用語
リスクヘッジ
●意味:「危機回避」「危険回避」という意味。
●例文:このプロジェクトのリスクヘッジとして代替案を用意しておく。
リスケ(リスケジュール)
●意味:「リスケジュール」の略。「予定の変更」「納期の延長」「計画の組み直し」という意味。
●例文:明日のミーティングはリスケになります。
リソース
●意味:ヒト・モノ・カネ・情報といった企業経営に関わる資源全般のこと。またはパソコンの利用が可能なCPUの処理能力、メモリ容量、デバイスなどのこと。
●例文:新規プロジェクトの発足に必要なリソースを充分に確保する必要がある。
リテラシー
●意味:知識や情報を収集し、適切に活用できる能力や見極められる能力のこと。「情報リテラシー」「メディアリテラシー」「ITリテラシー」として使われることが多い。
●例文:情報リテラシーが高い人が当社では必要な人材だ。
リードタイム
●意味:商品の企画や発注から納品に至るまでの時間(期間)のこと。
●例文:リードタイムを計算して受注しないと過剰在庫をつくってしまう。
リマインド
●意味:「思い出させる」「思い起こさせる」「注意喚起」という意味。
●例文:明後日、取引先との商談の約束があるのでリマインドメールを送った。
リバイズ
●意味:「修正する」「訂正する」「校正する」という意味。
●例文:部長に企画書を確認してもらったが、具体性に欠けていたのでリバイズすることになった。
レスポンス
●意味:「応答」「反応」「返事」という意味。
●例文:〇〇社の〇〇さんはメールのレスポンスが早くて助かる。
レッドオーシャン
●意味:競争が激しい既存市場のこと。ブルーオーシャンの対義語。
●例文:この事業は既にレッドオーシャン化して利益を上げにくくなったので、新たに事業を考えなくてはならない。
ローンチ
●意味:「立ち上げること」「参入すること」という意味。「新しい商品やサービスを売り出したり、開始すること。
●例文:来月にA社が新サービスをローンチするそうです。
ロングテール
●意味:販売機会の少ない商品でも、アイテム数を幅広く取り揃えることで総体的に大きな売上げにすること。
●例文:ロングテール戦略を使う有名サイトはAmazonである。
ワ行の横文字ビジネス用語
ワークライフバランス
●意味:「仕事と生活の均衡」という意味。
●例文:若い世代の志望動機はワークライフバランスが可能な会社かを重要視している。
最後に
いかがでしたか。
横文字ビジネス用語は私たち日本語のみで生活している身からすれば、馴染みがなさすぎて混乱したと思います。
ですが、これからの時代のビジネスおいてこれが主流となるので覚えておいて損はないでしょう。
ビジネス以外でも使うように意識すれば、自然と身に付いていくと思いますで続けてみて下さいね。
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